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中国、通年の成長率目標の達成可能=夏季ダボス会議で李首相
2017年6月27日 / 05:28 / 5ヶ月後

中国、通年の成長率目標の達成可能=夏季ダボス会議で李首相

[大連(中国) 27日 ロイター] - 中国の李克強首相は27日、中国経済は依然多くの課題に直面しているものの、通年の成長率目標の達成は可能で、システミックリスクの管理もできるとの見解を示した。

 6月27日、中国の李克強首相は、中国経済は依然多くの課題に直面しているものの、通年の成長率目標の達成は可能で、システミックリスクの管理もできるとの見解を示した。写真はダボスで2015年1月撮影(2017年 ロイター/Ruben Sprich)

中国の大連市で開幕した世界経済フォーラム主催の「夏季ダボス会議」で述べた。

中国政府は今年の成長率目標を6.5%程度としている。

李首相は講演で、内需が経済の主要な柱となる中、中国経済は第2・四半期も回復の勢いが続いていると指摘。政府が鉄鋼や石炭などのセクターの生産能力削減を続ける方針を示した。

また、外国企業の中国合弁事業への出資比率に関する制限を緩和し、中国での新会社の登記を容易にすることで、外国からの投資を促すと表明。サービス部門や鉱工業部門への外国人投資家の市場アクセスを拡大するとした。

外国企業に対して、利益を中国に再投資するよう求めるものの、クロスボーダーでの利益の移動を制限しないとした。

首相は一方で、自由貿易の制限は不公平な貿易慣行につながる可能性があると指摘。

中国政府は気候変動問題への取り組みで約束を果たすとも語った。

首相は、中国政府が金融リスクの特定と解決に向けた手段を講じているとし、こうしたリスクは総じて引き続き管理されていると述べた。リスクには高水準の債務が含まれ、中国の銀行の自己資本比率と不良債権の引当金は比較的高い水準だと述べた。

中国は消費主導型経済の拡大を目指す一方、鉄鋼や石炭などの業界で過剰設備や老朽化した設備の削減に取り組んでおり、首相はこの取り組みが継続すると述べた。

また首相は雇用創出の重要性を強調。人工知能やロボットなど新たな技術が雇用の喪失につながる可能性がある一方、電子商取引やモバイル決済などのセクターで成長が見込まれると指摘した。雇用は引き続き安定しており、調査に基づく5月の失業率は約4.9%と、数年ぶりの低水準だとした。

このほか首相は、中国は長期的に中・高速の経済成長の維持を目指すと表明。その上で、中国経済の規模により、高水準の成長を達成することは容易ではないとの見方を示した。

*内容を追加しました。

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