[香港 17日 ロイター] - 中国国営メディア「環球時報」の胡錫進編集長は16日、巨額の債務を抱える不動産開発大手、中国恒大集団について、政府の救済を当てにせず、市場の手段を活用して自力で立て直しを図るべきと指摘した。
胡編集長はソーシャルメディア(SNS)「微信(ウィーチャット)」への投稿で、中国恒大が経営破綻してもリーマン・ブラザーズのような金融システムを揺るがす大混乱をもたらすとは思わないと述べ、同社が不動産開発会社で、中国では不動産の頭金の比率が非常に高いことを指摘した。
環球時報は、中国共産党機関紙「人民日報」系のタブロイド紙だが、同紙の見解は必ずしも中国当局の公式見解を反映するわけではない。
17日前場の香港株式市場で中国恒大株は8%超下落している。
※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」