June 1, 2018 / 10:12 AM / 15 days ago

中国がMMF規制を強化、「投資家利益と公正な競争環境のため」

[上海 1日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(証監会)は1日、成長著しいMMF(マネー・マーケット・ファンド)市場の規制を強化するルールを公表した。即日の現金償還額を制限し、ファンド販売に対する監督を強化するほか、「システミックな不安定性」の脅威に対処する。

 6月1日、中国証券監督管理委員会(証監会)は1日、成長著しいMMF(マネー・マーケット・ファンド)市場の規制を強化するルールを公表した。写真は北京で2016年1月撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)

証監会はウェブサイト上で公表した指導意見(ガイドライン)について、「投資家の利益を守り、公正な競争環境をつくる」ことを目指していると説明した。

証監会は一部のファンドマネジャーに関し「派手なマーケティングで盲目的に事業を拡大し、MMFのリスクに対して投資家の目をくらませている」と指摘。こうしたミスリーディングが「極端な市場環境の下で流動性リスクのトリガーとなる可能性があるほか、システミックな不安定性を引き起こす恐れがある」とした。

今回のルールは個人投資家に関し、単一のMMFからの即日現金償還額を1万元(1560ドル)に制限する。日をまたぐ償還については制限を設けていない。

証監会は発表文の中で具体的な会社名を挙げていない。

中国MMF市場の規模は1兆2000億ドル。アリババ集団のアント・フィナンシャルが運用する「余額宝」(約2650億ドル)の存在感が大きい。

証監会は適切なライセンスを持たない機関がインターネットを通じてMMF商品を販売するのを禁じる。また、「差別的、独占的、抱き合わせ」販売も禁じる。

今回のルールは中国人民銀行(中央銀行)と連名で公表され、即日施行される。

MMFは銀行預金と競合しており、金融債や銀行間預金を含む短期金融商品などに投資している。

市場規模が過去1年で倍増し、システミックな金融リスクの引き金になるとの懸念が強まる中、中国政府は2017年末以降、窓口指導を通じて市場の抑制に乗り出している。

政府の市場抑制策が功を奏している兆候が表れており、中国のMMFを合計した規模は3月に前月比6%縮小した。

*内容を追加し、カテゴリーを広げました。

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