[ロンドン 7日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは7日、中国の2020年の成長率予想を5.7%から5%に引き下げた。新型コロナウイルス感染の影響が短期的に大きく影響するとの認識を示した。
アジア太平洋地域のチーフエコノミスト、ショーン・ローチ氏は「新型コロナウイルスによる経済的影響の大半は第1・四半期にあらわれ、第3・四半期までにしっかりと回復する」と述べた。
S&Pは、中国の成長率が1%ポイント低下すると、世界経済に「重大な」影響をもたらす可能性を指摘している。
同時に、予想される回復を考慮し、中国の21年の成長率見通しを5.6%から6.4%に引き上げた。ウイルスは3月までに封じ込められると想定している。
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