Reuters logo
アングル:中国の住宅価格、購入規制でも上昇継続か
2016年10月7日 / 01:57 / 1年後

アングル:中国の住宅価格、購入規制でも上昇継続か

[香港 6日 ロイター] - 中国ではこの6日間に14の地方政府が不動産投機抑制のための住宅購入規制を打ち出した。しかし今回の規制強化は前回ほど内容が厳しくないため、今後もローンが借りやすい状況に大きな変化はなく、住宅価格は上昇し続けるとみられる。

 10月6日、中国ではこの6日間に14の地方政府が不動産投機抑制のための住宅購入規制を打ち出した。写真は中国湖南省の省都、長沙市で9月撮影(2016年 ロイター/Yawen Chen)

「中国のシリコンバレー」と異名を取り、不動産価格が最も高額な上海、深センは既に3月に規制を発表済み。住宅購入の規制厳格化は2013年以来だ。規制の形式や程度は地方政府によって異なるが、2軒目以降の住宅購入時の頭金比率引き上げが含まれている。

また深センや南京は離婚した成人による住宅購入を制限する規制を導入した。2軒目の住宅を買うために形だけ離婚するカップルが殺到したためだ。

中国人民銀行のデータによると、国内銀行の8月の家計融資は5290億元で、その55.7%を住宅ローンが占めた。政策当局者は銀行の住宅ローン債権の増大に懸念を表明している。

もっとも市場関係者によると、今回の規制強化は13年当時に比べて内容がかなり甘く、引き続き低コストで住宅ローンを借り入れることができるという。

合富輝煌房地産のマーケット・リサーチ・ディレクター、アンディー・リン氏は「2013年の規制と比較すると、まだ住宅ローン金利の締め付けが導入されていない。住宅購入コストは長期的にみればなお低水準にある」と述べた。

合富輝煌房地産の顧客は初回購入者ではないが頭金比率の規制強化を難なくクリアしており、規制強化の効果は限られそうだという。

当局のまとめによると、8月の新築住宅の平均価格の上昇率は9.2%と、7月の7.9%から加速。深センは37%、厦門は44%に達した。

安徽省の省都、合肥のような二線都市は8月に住宅価格が40%上昇した。規制強化策の発表を受けた駆け込み需要が原因と不動産会社はみている。

合肥の不動産会社センターラインの調査担当者Luo Fang Fang氏は「規制強化でパニック的な住宅買いは沈静化するかもしれない」と話す。

アナリストらは、次に規制強化が導入されるのは過熱化の兆候が出ている二線以下の都市だとみている。ただ、これらの都市では売れ残り住宅の在庫が引き続き高水準にあるため、全国的に規制が厳格化されることはないと見込んでいる。

(Clare Jim記者)

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below