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中国華融資産管理の関連社債が下落、フィッチの格下げで

[上海 27日 ロイター] - 中国国有の不良債権受け皿会社である中国華融資産管理の傘下企業が発行した外貨建て債券の価格が27日の取引で下落。格付け会社フィッチ・レーティングスが格下げしたことが背景。

 4月27日、中国国有の不良債権受け皿会社である中国華融資産管理の傘下企業が発行した外貨建て債券の価格が取引で下落。格付け会社フィッチ・レーティングスが格下げしたことが背景。写真は北京で16日撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter)

華融金融2019発行の2億5000万ドル規模の永久債は27日の取引で、60セントと前日比4セント安。

27日に満期を迎えた6億シンガポールドル(4億5232万米ドル)の社債(華融金融2017発行)が期日通りに償還されたにもかかわらず下落している。

フィッチは26日夜、華融資産管理の長期発行体デフォルト格付けを「A」から「BBB」に3段階引き下げた上で、さらなる引き下げ方向で見直しの対象と明らかにした。

また、華融資産管理の複数の子会社が発行する債券も格下げしたと発表した。

フィッチは「華融資産管理が年次決算発表を延期して以降オフショアの資金調達手段が弱まっている中で、政府からあまり積極的な支援の意向が示されていない」と指摘した。

華融資産管理の投資家は「格付けが投資適格級から高利回り債の水準に引き下げられたため、投資と格付けを結び付けている一部の機関投資家はポジションを減らす必要があるかもしれない」と指摘。「他の格付け大手2社も同様の措置を取れば、同社の社債はさらなる売りに直面する可能性がある」と語った。

中国財政省が筆頭株主となっている華融資産管理は、投資の失敗や積極的な事業拡大、元会長の死刑執行に至った汚職事件などで打撃を受けており、2018年から再編協議を行っている。

債務再編が世界第2位の中国債券市場の再評価につながるとの懸念が、ドル建て社債の重しとなっている。

華融資産管理は4月30日に予定していた2020年度決算発表を延期すると明らかにしている。会計監査のために、より多くの時間が必要だと説明。決算発表の延期は2度目となる。

ブルーベイ・アセット・マネジメントのシニアポートフォリオマネジャー、アンソニー・ケトル氏は「政府がヘアカット(債務減免)を決定した場合、中国社債市場の大部分で再評価が進み、最終的に資金調達コストが上昇するだろう」と述べた。

*内容を追加しました。

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