August 16, 2015 / 10:43 PM / 4 years ago

人民元改革を評価、2─3年以内に変動相場制移行を=IMF高官

 8月14日、国際通貨基金(IMF)の高官は、最近の人民元管理方法の変更によって人民元は変動相場制にかなり近づいた可能性があるとの見解を示した。写真はIMFのロゴ、ワシントンで2013年4月撮影(2015年 ロイター/Yuri Gripas)

[ワシントン 14日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)の高官は14日、最近の人民元管理方法の変更によって人民元は変動相場制にかなり近づいた可能性があるとの見解を示した。中国経済に関する年次審査報告書の公表とともに、個人の見解として明らかにした。

IMFの中国担当責任者、マーカス・ロッドラウアー氏は、新たなシステムでは理論上、元の価値は1週間で最大10%の変動が認められ、市場で決定されるレートに近づいた可能性があると語った。

同氏は、中国当局が為替市場に介入する可能性は当面あるとしつつも、新たな管理システムを「一段の柔軟性の基礎を築くもの」として評価。その上で「中国が徐々に為替相場の柔軟性を拡大させ、2─3年以内に変動相場制に移行することを望む」と述べた。

また、新たなシステムの導入で元の価値が低下しても、IMFは元がもはや過小評価されているとは感じていないとの認識を示した。

IMFの報告書は、11日に中国人民銀行(中央銀行)が人民元の基準値算出変更を発表する前に完成していた。

報告書は、中国は市場主導型経済に向けた金融システムの改革を進めるなかで向こう1年にわたり景気減速が続くことは避けられないとの見通しを示した。

また、中国は依然として金融ショックの影響を受けやすく、大幅な経常黒字が続いているとし、市場主導型経済への移行がうまく進まない場合には世界の経済成長にとってリスクとなる可能性があると指摘した。

報告書は、当局の規制強化で信用の伸びが抑えられたこと、株式市場の混乱を乗り切ったこと、IMFの勧告通りに内需主導型の経済成長に移行しつつあることなどに触れ、「中国は、緩やかだが、より安定的かつ持続可能な成長を実現するニューノーマル(新常態)に移行しつつある」と分析した。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below