July 27, 2018 / 6:58 AM / 3 months ago

中国工業部門企業利益、6月は前年比+20% 伸び鈍化

[北京 27日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した6月の中国工業部門企業利益は前年比20%増の6582億9000万元(966億9000万ドル)だった。5月の21.1%増から伸びが鈍化した。同統計は主要事業の年商が2000万元を上回る企業が対象。

 7月27日、中国国家統計局が発表した6月の中国工業部門企業利益は前年比20%増の6582億9000万元(966億9000万ドル)だった。5月の21.1%増から伸びが鈍化した。写真は連雲港市の港で5月撮影(2018年 ロイター/China Daily)

1─6月は前年比17.2%増の3兆3900億元。1─5月は16.5%増だった。

6月末時点の中国工業部門企業の負債は、前年比6.6%増の61兆9000億元だった。5月末時点では6.3%増。

国家統計局は発表文書で、6月は生産が鈍化したものの、価格上昇が企業利益への悪影響を和らげたと説明した。

また、鉄鋼、建材、石油抽出のセクターが上半期の企業利益を主に押し上げたとした。一方、繊維、非鉄金属の精錬・加工、通信・電子機器の製造では利益が前年同期から減少した。

企業利益の伸び鈍化は、米国との貿易摩擦激化と大気汚染や債務の抑制に向けた中国政府の取り組みが背景。

アナリストらは貿易摩擦激化で下半期の利益の伸びがさらに打撃を受け、成長率に一段の下振れ圧力がかかる可能性があるとみている。

国家統計局は伸び鈍化の理由は説明していない。

ノムラ(香港)のエコノミスト、Lisheng Wang氏は、6月に貿易摩擦が工業部門に与えた影響を見極めるのは困難としつつ、経済的な逆風は強まっていると指摘。

「今年の下半期には中国の輸出の伸びが一段と明確に減速し、企業利益に下押し圧力がかかる可能性がある」と話した。

また、中国政府による財政刺激策が予想されるものの、内需の減退や不動産市場の鈍化、米中貿易摩擦が下半期のリスク要因だと指摘した上で、第3・四半期の成長率が6.4%に減速するとの予想を維持していると述べた。

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