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[21日 ロイター] - 加入者数が世界最大の中国モバイルネットワーク事業者、中国移動(チャイナモバイル)は、上海市場に上場し、最大560億元(88億ドル)を調達する計画を発表した。
中国では過去10年で最大の上場となる可能性がある。
目論見書によると、同社は1株57.58元で最大8億4500万株を公開し、オーバーアロットメントオプション行使前で最大487億元を調達する予定。オーバーアロットメントオプションが完全に行使されれば最大で560億元の資金を調達することになる。
リフィニティブのデータによると、調達額は中国史上5番目の規模となる。2010年の中国農業銀行の上場以降で最大規模になるとみられている。
中国移動は、調達した資金をプレミアム5Gネットワーク、クラウドリソース向けのインフラ、インテリジェントエコシステムといったプロジェクトの開発に充てるとしている。
香港に上場している中国移動は、米国の投資規制によりニューヨーク証券取引所で上場廃止を迫られたことを受け、上海で株式を公開する。
これは、同様に米国の証券取引所から追放された国有のライバル企業、中国電信(チャイナテレコム)と中国聯通(チャイナユニコム)の中国上場に続く動きだ。
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