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中国、海外上場規則を発表 当局が管理へ

中国証券監督管理委員会は、中国企業の海外株式上場に関する規則を発表した。写真は上海証券取引所。2020年2月撮影(2023年 ロイター/Aly Song/File Photo)

[北京/香港 17日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(証監会)は17日、中国企業の海外株式上場に関する規則を発表した。3月31日付で施行する。

証監会が海外上場手続きを監視・管理する体制になり、これまでのように企業が自由に海外上場計画を進めることはできなくなる。

証監会は「海外上場は中国の資本市場開放の重要な要素である」とし、新規則は「世界で不確実性が高まる中でも中国の開放路線は変わらないことを示す」と述べた。

法律を順守していれば企業は上場先を自由に選ぶことができ、当局は企業の選択を尊重するとした。

中国企業の海外上場は、2021年6月の配車サービス大手、滴滴出行(ディディ)のニューヨーク上場を最後に止まっている。ディディは情報セキュリティー上の懸念を強めた中国当局から圧力を受け昨年、上場廃止を決めた。

また証監会と香港の証券監督当局は17日、本土企業の香港上場で協力する覚書を締結したと発表した。規制面での協力を強化するとしている。

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