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中国製造業PMI、11月は51.8に上昇 予想上回る
November 30, 2017 / 2:05 AM / in 17 days

中国製造業PMI、11月は51.8に上昇 予想上回る

[北京 30日 ロイター] - 中国国家統計局が30日発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.8と、前月の51.6から上昇し、市場予想を上回った。

 11月30日、中国国家統計局が発表した11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.8と、前月の51.6から上昇し、市場予想を上回った。写真は 江蘇省淮安市の不織布バック工場で5日に撮影(2017年 ロイター)

大気汚染対策の強化や不動産市場の減速を背景に、ロイター調査のアナリストは51.4への低下を見込んでいた。

中国の1─9月の国内総生産(GDP)は、政府のインフラ支出や底堅い不動産市場、予想外に強い輸出が製造業を押し上げたため、予想を上回る約6.9%の成長率を記録。

ただ、10月の経済指標は、投資や鉱工業生産、輸出で軒並み伸びが鈍化するなど、予想を下回る結果となり、景気鈍化への懸念が浮上していた。

今回の統計は、中国経済に対する懸念を和らげる要因になるとみられている。

製造業PMIは、景況改善・悪化の節目となる50を16カ月連続で上回っている。

一部のエコノミストは、第4・四半期のGDP伸び率が6.6%に鈍化すると予想。来年はさらに6.4%まで減速するとの見方も出ている。

ただ、国家統計局が先に発表した10月の工業部門企業利益は前年同月比25.1%増。商品価格の上昇が、石炭産業など上流部門の追い風となっている。

PMIの内訳では、投入価格指数が59.8と、前月の63.4から低下。産出価格指数も低下した。商品価格上昇の恩恵が下流部門まで波及していないとの懸念が浮上している。

生産指数は54.3で、前月の53.4から上昇。新規受注指数、新規輸出受注指数、輸入指数も上昇した。

コメルツ銀行のアジア新興市場担当シニアエコノミスト、Zhou Hao氏は「景気循環的な減速を予想している人が多いが、我々は、今の勢いが少なくとも来年まで続くのではないかとみている」と指摘。

一方、キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ジュリアン・エバンス・プリチャード氏は「製造業の今の勢いが維持されるか疑問だ。大気汚染対策、与信の抑制、財政支援の縮小、不動産市場の冷え込みなど、製造業への逆風は強まっている」と述べた。

11月の鉄鋼業PMIは53.1と、前月の52.3から上昇。

同国北部の製鉄所や工場は、冬季の大気汚染対策強化で、減産を迫られているが、その他の地域の製鉄所や工場が市場シェアを拡大するため、増産に踏み切っている兆候がある。

29日の中国の鉄筋先物は約3%上昇し、9月中旬以来の高値をつけた。大気汚染対策強化で在庫が数年来の水準に減少していることが背景だ。

<非製造業PMI>

国家統計局が同時に発表した11月の非製造業PMIは54.8で、10月の54.3から上昇した。サービスセクターの堅調な伸びが続いていることが示された。

内訳では、建設セクターが61.4で、前月の58.5から上昇。

中国指導部は、投資と輸出に大きく依存する経済モデルのバランス再調整に向け、サービスと消費の伸びに期待をかけている。

中国のサービス部門は国内経済の半分以上を占め、賃金上昇で消費者の購買力が高まっている。

*内容を追加しました。

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