July 31, 2018 / 1:36 AM / 15 days ago

中国国家統計局の製造業PMI、7月は鈍化 貿易摩擦に懸念

[北京 31日 ロイター] - 中国国家統計局が31日発表した7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.2と、2月以来の低水準となった。低下は2カ月連続で、予想よりも大幅だった。米国との貿易摩擦悪化により、製造業が困難に直面していることが示された。

 7月31日、中国国家統計局が発表した7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.2と、2月以来の低水準となった。写真は工場の機械を点検する作業員。銀川市で24日に撮影(2018年 ロイター)

6月は51.5だった。業況改善・悪化の節目となる50は24カ月連続で上回った。

ロイターのまとめたアナリスト予想は51.3。

統計局のZhao Qinghe氏は、例年7月は一部セクターで活動が鈍化する上、貿易摩擦、雨や気温上昇により悪影響を受けたと分析した。

中国の第2・四半期の経済成長は前期比でやや鈍化。政府の数年にわたる債務リスク対策が成長に打撃を与え、米国との貿易戦争が輸出を脅かした。

新規輸出受注を示す指数は引き続き50を下回ったものの、6月と同じ49.8にとどまり、貿易面の状況はさほど悪化していないことを示した。

キャピタル・エコノミクスの中国担当上級エコノミスト、ジュリアン・エバンズ・プリチャード氏は、関税導入が製造業の活動に与える影響を人民元安が緩和している可能性が高いと指摘した。

ただ、輸入の弱さは内需の鈍化を示唆しているとし、「きょうの統計は、中国経済が今四半期と来四半期にさらに鈍化し、追加的な政策緩和の引き金になるとのわれわれの見解を裏付ける内容だ」と述べた。

輸入のサブ指数は50を下回り、2月以来の低水準となった。

米国と中国は今月、340億ドル相当の輸入品に対する関税を互いに発動。トランプ米大統領は、中国製品に対する関税の対象を今後も広げることで最終的には5000億ドル余りに相当する中国製品が標的になる可能性を警告した。

中国の6月の輸出は、前月に比べて伸びがやや鈍化したものの、順調を維持。7月6日の関税発動前の駆け込み輸出が増えた。

生産指数は53.0と、6月の53.6から低下した。新規受注は52.3となり、6月の53.2から低下した。

統計局が同日発表した7月の非製造業PMIは54.0と、前月の55.0から低下した。

中国政府は、投資や輸出に大きく依存する経済成長モデルをサービス・消費主導型にシフトしようとしており、サービス部門は現在、中国経済の半分以上を担っている。

建設部門の指数は59.5で、1.2ポイント低下した。

ロイターが27日、政府の政策に詳しい関係筋4人の話として伝えたところによると、中国政府は米国との貿易戦争に伴う国内経済への打撃を抑えるため、インフラプロジェクト向けの支出を拡大する方針だ。

製造業と非製造業を合わせた総合PMIは53.6と、6月の54.4から低下した。

*内容を追加しました。

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