October 31, 2018 / 2:59 AM / 20 days ago

中国製造業PMI、約2年ぶり低水準で予想下回る 輸出受注低迷

[北京 31日 ロイター] - 中国国家統計局が31日に発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.2と前月の50.8から低下し、市場予想を下回った。国内外の需要が減退し、米国との貿易戦争激化による経済への影響が強まっている可能性が示された。

 10月31日、中国国家統計局が31日に発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.2と前月の50.8から低下し、市場予想を下回った。写真はハイブリッド車の部品の製造ライン。6月広東省にある工場で撮影(2018年 ロイター)

製造業PMIは2016年7月以来の低水準。業況改善・悪化の節目となる50は27カ月連続で上回った。

ロイターがまとめたアナリストの予想は50.6への小幅な低下だった。

今回のデータは中国経済の一段の減速を示唆しており、当局は景気支援に向けさらなる措置を講じる可能性がある。

ANZの中国担当チーフエコノミスト、レイモンド・ユング氏は「きょうのPMI統計の数字は全て、経済活動の全般的な鈍化を裏付けるものだった」とし、民間セクターの状況は統計が示しているより「はるかに悪い」と指摘した。ただ「1月に見込まれる預金準備率引き下げ以外では、一段の景気支援策は控えめになると予想している。政府の優先課題は金融市場の混乱を回避することだ」との見方を示した。

生産に関するサブ指数は52と9月の53.0から低下。新規受注を示すサブ指数は52.0から50.8に低下した。

新規輸出受注を示すサブ指数は46.9と9月の48.0から低下、5カ月連続で50を下回った。

中国の輸出はこれまで、米国の関税引き上げを回避するため企業が出荷を前倒ししたことなどから堅調さを維持していたが、アナリストは今後数カ月間に関税の影響が強まるとみており、輸出受注サブ指数の低下がこれを裏付けている可能性がある。

米中は9月24日に互いに追加関税を発動しており、10月は1カ月を通じてこの影響が及んだ最初の月となった。トランプ大統領はさらなる関税を中国に課すと警告している。

米国が警告通りに来年から関税率を25%に引き上げれば、輸出業者には一段の痛手となる。

国家統計局が同日発表した10月の非製造業PMIは53.9と前月の54.9から低下した。

ただ、建設活動を示すサブ指数は改善し、政府のインフラ投資が奏功している可能性を示唆した。

それでも一部のエコノミストは、政府が近く景気刺激策を大幅に拡大する必要があるとみている。

ノムラのアナリストは「中国の政策はこれまで信用凍結を阻止することに軸足を置いていた」とし、「われわれのより慎重な見方が妥当と判明した場合、2019年春には成長が極めて憂慮すべきペースに鈍化し、政府は緩和・刺激策を大幅に拡大せざるを得ない可能性がある」と指摘した。

*内容を追加しました。

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