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中国の転換社債が急落、規制やデフォルトへの懸念で

 中国の転換社債が規制強化や資金需給逼迫を背景に足元で価格急落を演じている。写真は人民元紙幣。上海で2011年1月撮影(2021年 ロイター/Carlos Barria)

[上海 9日 ロイター] - 投機取引の対象となってきた中国の転換社債が規制強化の動きや国内の資金需給逼迫を背景に足元で価格急落を演じている。CSI転換社債指数は過去2週間程度で7%近く下落し、7カ月ぶりの安値で推移している。

転換社債の多くは、発行体企業の株価下落や社債需要ならびに債務不履行(デフォルト)への懸念を反映して額面(100元=15.51ドル)割れとなっている。

転換社債は行使価格で株式に転換する権利が付いた社債で、通常は普通社債よりも利回りが低い。株式に似た性質を持ち、中国ではこれまで規制がなかったことから、個人投資家を中心に投機取引の対象としてきた。株式には1日当たりの値幅制限や価格制限があるが、転換社債にはない。

自動車ディーラーの広匯汽車服務の上場転換社債は株式市場が急上昇した昨年第3・四半期の大半の期間額面を上回って取引されたが、足元では株価下落に追随して過去2週間で7%値を下げ、70.59元となっている。

相場下落の一因となっているのは規制強化の動きだ。上海と深センの証券取引所は先週末に、転換社債のプログラム取引に対する規制を発表しており、当局による他の規制も発効した。

証取のデータによると、上場転換社債342銘柄の約半分に相当する155銘柄前後が9日時点で100元を下回る価格で取引された。

投資家の間にはデフォルトの懸念も浮上している。これまで中国の転換社債がデフォルトに陥ったことはない。

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