August 13, 2015 / 1:49 AM / 3 years ago

人民元切り下げ、SDR採用実現の一助になる可能性も

[ワシントン 12日 ロイター] - 中国の人民元切り下げは、世界的な通貨安競争を招く恐れがある一方で、中国が国際通貨基金(IMF)で一握りの加盟国だけが得られる特別な地位、つまり特別引き出し権(SDR)の構成通貨に人民元が加わる事態を実現させる手助けになるかもしれない。

中国政府は11日、人民元切り下げが一度限りの市場実勢により近づけるための措置だと表明したが、一部からは輸出競争力を高めて経済のてこ入れを図る意図が垣間見えると批判を浴びた。

しかしIMFや他の国際金融関係者は、中国政府の主張が本当なら、SDRへの人民元採用に向けた中国の取り組みを後押しするだろうと話す。

米財務省高官を含めた国際金融関係者は、人民元切り下げの狙いがより柔軟な通貨制度なのか、それとも貿易面の利益を確保することかを判断するのは、時期尚早だとしている。

中国政府が実は公表しているよりも経済の状態が悪いことを承知していて、その上で人民元切り下げで今後の問題を乗り切ろうとしているのではないかとの懸念もある。

それでもIMFは11日遅くに発表した声明で人民元切り下げを歓迎し、これはIMFや米国などが中国にずっと求めてきた、市場機能がより大きな役割を占める経済構造に向けた改革の一環に見える、との考えを示した。

さらにIMFは「われわれは中国が2─3年以内に実効的な為替の変動相場制を達成できるし、達成するべきだと信じている」と強調し、今後もし人民元がSDRに採用された場合、市場で決まる側面が強まった為替レートはSDRの運営を円滑にしていくと付け加えた。

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