February 11, 2018 / 11:33 PM / 8 days ago

焦点:中国の複合企業、「資金規制ショック」に依然苦戦中

[北京 8日 ロイター] - 中国政府は1年余り前、民間の複合企業に対する態度を一変させた。それまで低コストの資金を提供して世界有数の存在になれとけしかけていたのに、突然海外への資金流出規制や銀行融資の規制に乗り出したのだ。

こうした180度の政策転換は今も影響を及ぼし、民間複合企業は保有不動産や出資企業の株式を手放したり、一貫した経営戦略の構築に苦戦を強いられている。

5日には大連万達集団(ワンダ・グループ)が、傘下の映画館運営会社、万達電影(ワンダ・フィルム・ホールディングス)(002739.SZ)を、アリババ・グループ・ホールディング(BABA.N)と文投控股に売却すると発表した。1週間前には、不動産子会社の株式54億ドル相当を騰訊控股(テンセント・ホールディングス)(0700.HK)などに売ると明らかにしたばかりだ。

海航集団(HNAグループ)はここ数週間で、オーストラリアの不動産資産売却を含めた資金確保のための措置を打ち出すとともに、スペインのホテル運営企業の株式売却の助言を得るため、専門家を雇うなどの手を打った。1月には主要債権銀行に対し、第1・四半期には少なくとも24億ドルの資金不足に陥る可能性があると伝えていた。

復星国際グループ(0656.HK)なども、事業再編や負債削減、新規買収戦略の一時中止、新たな株主模索などに動いている。。

ハーバード大学ビジネススクールのウィリー・シー教授は「一部の中国企業は海外買収をやり過ぎて、今やあまりにも多額の負債を抱え込む羽目になった」と指摘。中国の複合企業が「リ・インベンション(価値基準の再創造)を目指しているのか、単に合理的なビジネスの論理をまとめようとしているのか」はまだはっきりしないと付け加えた。

中国政府は金融セクターのリスク制御を試みており、複合企業が過剰な借り入れや短期資金の調達で海外の特に不動産やスポーツなど非戦略的資産を取得するのを取り締まる方針を明確にしている。

    中国銀行業監督管理委員会(CBRC)は1月、企業の負債削減は最優先課題だと表明。

    JPモルガン・チェースのM&Aグローバル共同責任者ハーナン・クリスターナ氏は「現在進行している状況を描写する適切な言葉は、リセットだ」と述べた。

    CBRCは既に昨年6月、ワンダやHNA、復星国際や安邦保険を標的にする形で、これらの企業による海外買収に関与している大手銀行に融資を見直すよう命令した。その結果、一部の案件が中止になったり、足元でこうした複合企業が資産売却を余儀なくされることになった。

    (Matthew Miller記者)

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