Reuters logo
中国、原子力の安全確保目指す新法を承認
2017年9月1日 / 10:56 / 3ヶ月後

中国、原子力の安全確保目指す新法を承認

[上海 1日 ロイター] - 中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会で1日、原子力事業に関する安全確保のための新しい法律が承認された。新規プロジェクトが全土で進行する中、原子力事業の規制強化を目指す。

当局者らによると、国家原子力安全局(NNSA)はこの法律により権限が強化され、放射能などの問題に関する情報開示の改善、原子力事故によるリスクの防止や最小化のための新制度を構築することが可能になるという。

NNSAの副主任であるGuo Chengzhan氏は記者会見で新しい法律について「わが国の『安全第一』のアプローチを完全に具体化し、責任ある権限としてのわれわれのイメージと、最も高度な安全基準に則り原子力エネルギーと原子力技術の利用を進めるための強い覚悟を映すものだ」と述べた。

中国は原子力発電能力を2020年の末までに、現在の35ギガワット(GW)から58GWに引き上げることを目指し、積極的な原子炉開発プロジェクトを進めている。

ただ、特に核物質や使用済み核燃料の廃棄などの問題に関して、政府、軍、国有原子力企業の役割を決定する際のガバナンスにぜい弱で不透明な部分があるという点が長い間、問題視されている。

Guo氏は新しい法律が原子力安全体制を強化すると述べ、規制当局や企業の安全に対する責任を明確化するための「組織的メカニズム」と「分業」を生み出すと主張した。

当局は、同国初の原子炉を送電網と接続して以来、国内の原子力産業で重大事故や深刻な放射能事故は25年間1度も発生していないと繰り返し主張してきた。だが、試験を経ていない「第三世代型」原子炉の設計を利用した数十の新規プロジェクトを決定した政府は、規制強化と国民からの信頼構築が急務となっている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below