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中国、石油備蓄放出に向け取り組んでいる=当局

 中国の国家糧食・物資備蓄局の報道官は18日、「石油備蓄の放出に向けて取り組んでいる」と明らかにした。写真は山東省青島港の原油タンカー。2019年4月撮影(2021年 ロイター/Jason Lee)

[北京 18日 ロイター] - 中国の国家糧食・物資備蓄局の報道官は18日、「石油備蓄の放出に向けて取り組んでいる」と明らかにした。米国の石油消費国への放出要請と関係しているかについてはコメントを控えている。

同報道官はロイターに「詳細はウェブサイト上で発表する」と述べた。

中国は世界最大の石油輸入国。エネルギー価格を安定させるために9月に初めて戦略石油備蓄を放出した。公開入札を通じて国内の一部製油所におよそ738万バレルを売却した。

SIAエネルギー(北京)のアナリストは「石油の戦略備蓄の放出については、中国は独自の計画を持っている。2回目の放出は1回目と同様の規模になるだろう」と語った。

ただ規模が小さく中国の備蓄量や製油所のコストに影響を与えることはないと指摘した。

中国は石油の戦略備蓄量を明らかにしていない。最後に公表したのは2019年で、それによると国家備蓄、石油会社、商業タンクの在庫合わせて需要の80日分だった。

エナジー・アスペクツは15日分に相当する約2億2000万バレルの原油を保有していると推計している。

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