March 5, 2018 / 1:03 AM / 3 months ago

中国国防費、18年は8.1%増に 全人代で予算報告

[北京 5日 ロイター] - 中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は5日の開幕に合わせて予算報告を発表し、2018年の国防費は前年比8.1%増の1兆1100億元(1750億ドル)を計上すると明らかにした。

 3月5日、中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は開幕に合わせて予算報告を発表し、2018年の国防費は前年比8.1%増の1兆1100億元(1750億ドル)を計上すると明らかにした。写真は中国人民軍90周年記念パレードで隊列を組む同軍兵。昨年7月、内モンゴル自治区で撮影。提供写真(2018年 ロイター)

増加率は過去2年間の伸びを上回る。17年は7%増の1兆0440億元(1646億ドル)を計上、米国の国防費(予算案ベース)の約4分の1だった。

李克強首相は事前に公表された政府活動報告で、18年の国内総生産(GDP)伸び率の目標を昨年と同じ6.5%前後に設定したと明らかにした。17年の実際の成長率は6.9%に加速したが、目標は据え置かれた。

李首相は、中国は「軍事訓練や戦争への準備態勢のあらゆる側面を前進させ、国家の主権、安全保障、開発権益を断固として守る」と表明。

「国家安全保障を取り巻く環境の大きな変化に直面している」と指摘したうえで、政府と軍、国民と軍の間の結束は常に「石のように強固」であるべきと主張した。

オーストラリア国立大学・戦略防衛研究センターの客員研究員、サム・ロッヘフェーン氏は「国防費積み増しのペースと規模は非常に劇的。オーストラリアや地域の多くの諸国にとって極めて憂慮すべきことだ」と指摘。

「中国が防衛力と呼ぶ能力を南シナ海で拡大する構えだという明確な兆しがある。ゆくゆくは、軍艦や軍用機が常時展開とはならなくても、定期的に目撃されることになるだろう。ただ、米国がそのような状況に対抗するつもりがあるかどうかは不明だ」と述べた。

アジア地域の1人の上級外交官は予算報告前に、中国による軍民融合の深化に向けた取り組みを踏まえると、実際の国防費の伸び率は公表された水準の少なくとも2倍となる公算が大きいと語った。

「一部は非国防費として計上され、見分けが付かなくなくなるだろう」と述べた。

*内容を追加しました。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below