March 10, 2019 / 11:17 PM / 4 months ago

中国人民銀、一段の政策支援表明 景気減速に対応

[北京 10日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は10日の記者会見で、融資を促進し、借り入れコストを引き下げることで、低迷する国内経済を一段と支援する考えを示した。

人民銀行は今年、特に小規模企業や民間企業を対象に貸し出しを後押しするため、一段の金融緩和を行うと見込まれている。

中銀の「穏健な」金融政策は、反循環的調節を強調するとし、景気減速には金融緩和で対応する考えを示した。

総裁は「世界経済は依然、ある程度の下押し圧力に直面しており、中国は国内経済や金融部門における多くのリスクや課題に直面している」と説明した。

中銀が預金準備率を引き下げる余地は、数年前よりは縮小したものの、まだあるとの見方を示した。

中国は、民間部門の小規模企業向け融資を促進するために、ここ1年で預金準備率を5回引き下げた。現在、預金準備率は大規模銀行が13.5%、中小銀行は11.5%。

総裁は、小規模向け貸し出し金利は、高いリスクプレミアムにより比較的まだ高い水準にとどまっているとし、中銀は、そうしたリスクプレミアムを引き下げるために改革を推し進めると説明した。

人民銀行が公表した2月の新規人民元建て融資は過去最高を記録した1月から大幅に減少した。ただ、当局は引き続き、資金難の企業の救済に努めるよう銀行に圧力を掛けており、新規融資の減少は一時的である可能性が高い。

中国の銀行は、優良顧客と市場シェアを獲得するため年初に融資を増やす傾向があり、その反動として2月の融資額が減ることは広く予想されていた。

2月の新規人民元建て融資は8858億元(1318億1000万ドル)。1月は3兆2300億元だった。

総裁は、1─2月の新規融資と社会融資総量が、前年比3748億元、1兆0500億元、それぞれ増えたことは、より正確に融資状況を示していると説明した。

アナリストは、中国は今年、急速な景気減速を回避するため、低迷する信用の伸びを回復させる必要があると指摘する。ただ、投資家は、企業債務が一段と膨れ上がり、融資基準の緩和により銀行のリスクが拡大することを警戒している。

昨年の社債のデフォルト(債務不履行)は過去最高を記録。銀行の不良債権比率も10年ぶり高水準となった。

会見に同席した人民銀の潘功勝副総裁は、法的および市場手段を活用し、2019年に債券のデフォルト水準を管理すると説明。昨年債券のデフォルトは増えたものの、国内の不良債権比率の平均と比較すると高水準ではないとの見方を示した。

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