[北京 7日 ロイター] - 中国の秦剛外相は、米中間の緊張を高めているのは米国だと非難し、米国が進路を変えなければ、どれだけガードレールを設けても脱線を防ぐことはできず「必ず衝突と対立が起こる」と述べた。
全国人民代表大会(全人代)の合間に行われた記者会見で、米国は競争ではなく、中国の抑圧と封じ込めに従事してきたと指摘。この誤った対中政策は「無謀な賭け」で、両国の国民の基本的な利益、さらには人類の未来を危険にさらしていると述べた。
両国の関係は台湾、貿易、ウクライナなど多くの問題を巡り長年緊張してきたが、先月に米上空を飛行した中国の気球を偵察目的だとして米国が撃墜して以降、悪化している。
秦氏は気球を巡る米国の対応が、回避できたはずの外交危機を引き起こしたと語った。
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