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中国、資本流入と人民元急騰リスクを注視する必要=人民銀元局長

 9月17日、中国人民銀行(中央銀行)調査統計局の盛松成・元局長は、同国の為替制度を大幅に変更する必要はないが、当局は短期資金の大規模な流入や人民元が急騰するリスクに細心の注意を払う必要があるとの見方を示した。写真はシンガポールで2017年5月撮影(2020年 ロイター/Thomas White)

[上海 17日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)調査統計局の盛松成・元局長は、同国の為替制度を大幅に変更する必要はないが、当局は短期資金の大規模な流入や人民元が急騰するリスクに細心の注意を払う必要があるとの見方を示した。

短期資金の大規模な流入は海外要因によるインフレ圧力を高め、国内の資産価格を押し上げる可能性があると指摘した。

コロナ危機後の中国経済の回復を背景に、人民元の対ドル相場は5月下旬の安値から6%あまり上昇。公式データによると、外国人投資家による中国債の保有高は1─8月に28%増加した。米国債などに対する大幅な上乗せ利回りが人気の理由だ。

盛氏は16日に中国のフォーラム「中国財富管理50人論壇」の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」アカウントにコメントを投稿し、「国内の利回りは他の国々を200ベーシスポイント(bp)上回っており、同時に、元は上昇の過程にある」と指摘。

「このため、われわれは短期資金のフローによる国内金融市場への影響に大いに注意を払う必要がある。放っておくわけにはいかない」とし、資本流入圧力はさらに高まると予想した。

一方、為替制度については、元が1日に変動する幅を拡大したり、人民銀による基準値(中間値)の設定を廃止したりするなどの大きな変更は必要ないと指摘した。

スポット市場の元CNY=CFXSは17日午前の取引で1ドル=6.7501元と、2019年4月30日以来の元高水準を付けた。

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