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中国製造業PMI、10月は51.6に低下 予想下回る
2017年10月31日 / 02:36 / 18日前

中国製造業PMI、10月は51.6に低下 予想下回る

[北京 31日 ロイター] - 中国国家統計局が31日発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.6と、9月の52.4から低下した。市場予想よりも大幅な落ち込みとなった。

 10月31日、中国国家統計局が発表した10月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.6と、9月の52.4から低下した。市場予想よりも大幅な落ち込みとなった。写真は大連市の製鉄工場で品質確認する作業員。提供写真(2017年 ロイター/China Daily)

不動産市場の軟化や環境汚染対策の強化で、製鋼所や製錬所など多くの工場が生産削減を余儀なくされていることが背景。

PMIは7月(51.4)以来の低水準。ただ、景気拡大・悪化の境目となる50を上回る水準は維持した。

ロイターがまとめたアナリストの予想は52.0だった。

中国の製造業と鉱工業は政府の支出や底堅い不動産市場、予想外に堅調な輸出に支援されて回復し、1─9月の国内総生産(GDP)伸び率を6.9%に近い水準に押し上げた。

しかし、景気減速の兆候が見られる中、今回のデータは政府による冬場のスモッグ対策で不透明感が高まっていることを示す内容となった。

10月の製造業PMIは、年末商戦期を前に上昇が予想されていた新規輸出受注の指数が予想外に50.1に低下し、50を辛うじて上回る水準となった。

投入価格指数も前月の68.4から63.4に低下し、7月以来の低水準となった。

産出価格指数も低下し、原材料価格の上昇が川下の製品価格や利益率の押し上げにつながっていないのではとの懸念を裏付ける結果となった。

生産指数は54.7から53.4に低下。堅調な水準を維持したものの、過去7カ月の最低水準に一致した。

統計局当局者は「一部の地域は今月公害対策を強化し、それに伴い企業は生産の調整や停止に動いている」と述べ、エネルギーを大量に消費したり環境を汚染する企業の活動が減速する一方で、高級品や消費関連製品を製造する企業の活動は引き続き伸びていると説明した。

キャピタル・エコノミクスの中国担当エコノミスト、Julian Evans-Pritchard氏は、環境規制強化による北東部の製造業の活動停止、信用の伸び鈍化を受け投資の減少、党大会終了に伴う財政支援の打ち切りがPMI低下につながったと説明し、「今後数カ月、一段の軟調が見込める」と指摘した。

習近平国家主席は共産党大会で、経済成長の速度よりも質に重きを置く考えを示した。また、環境汚染対策の強化を表明し、リスクの高い融資を取り締まる方針も示した。

*内容を追加しました。

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