February 28, 2019 / 2:26 AM / 9 months ago

中国製造業PMI、2月は3カ月連続で50割れ 3年ぶり低水準

[北京 28日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2と前月の49.5から低下し、2016年2月以来3年ぶりの低水準となった。業況改善・悪化の分かれ目となる50を3カ月連続で下回った。国内外の需要低迷が引き続き経済に打撃を与えていることが示された。輸出受注の落ち込みが世界的金融危機以降で最大となったことが響いた。

 2月28日、中国国家統計局が発表した2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2と前月の49.5から低下し、2016年2月以来3年ぶりの低水準となった。写真は浙江省の工場で1月撮影(2019年 ロイター/Pei Li)

製造業PMIは市場予想(49.5)も下回った。

中国の経済成長率は2018年に約30年ぶりの低水準に減速した。アナリストは、景気刺激策の効果が表れるまで、今後数カ月は景気が一段と減速するとみている。

同時に発表された2月の非製造業PMIは54.3で、前月の54.7から低下したものの、節目の50を大きく上回る水準を維持した。非製造業PMIは前月まで2カ月連続で上昇していた。

急速に成長する非製造業セクターは中国経済の半分以上を占め、製造業セクターの減速による影響軽減に寄与してきた。

しかし、不動産市場の冷え込みや自動車、携帯電話といった製品への消費者需要の低下を背景に昨年終盤に同セクターは鈍化した。

景気減速で消費者が支出に慎重になる中、アナリストは今年も鈍化が進むとみている。

2月の総合PMIは52.4と前月の53.2から低下した。

INGの中国担当エコノミスト、イリス・パン氏は顧客向けリポートで「貿易戦争が本格的な停戦とならない限り、悪化傾向はすぐには終わらない可能性がある。3月のPMIも低下するだろう」と指摘した。

生産指数は49.5で、前月の50.9から低下した。低下は09年1月以来初めて。

製造業での雇用削減も続いた。

新規輸出受注は1月の46.9から45.2に低下。9カ月連続の低下で、09年2月以来の低水準となった。

ただ、将来動向の目安となる全体の新規受注指数は、49.6から50.6に上昇した。一部で内需が改善している兆候が示された。

ただ専門家によると、中国の年初の統計は旧正月休暇のタイミングを考慮する必要がある。

また1月は、過去最高の銀行融資、株式市場の反発が若干の支援要因になった可能性がある。ただアナリストは、信用拡大が実際の景気改善につながるには数カ月がかかると指摘した。

上半期の成長率は、昨年第4・四半期の6.4%からさらに悪化して6%を下回る可能性も指摘されている。その後は昨年来の景気支援措置が効果を発揮する見込み。

中国当局は民間企業の借り換えや投資を支援する的を絞った政策を打ち出しているが、PMI統計では、中小企業が引き続き圧力に見舞われている一方、国有企業など大手企業が相対的に安定していることが浮き彫りとなった。

ノムラの中国担当チーフエコノミスト、Ting Lu氏は「不動産セクターの冷え込み、耐久財の買い替えサイクルの終了、輸出前倒しの反動が逆風となっており、今後もそうした傾向が続くだろう」と指摘した。

米中貿易協議を巡る不透明感も根強い。

*内容を追加しました。

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