July 31, 2019 / 3:28 AM / 22 days ago

中国製造業PMI、7月は49.7 3カ月連続で50下回る

[北京 31日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.7と、6月の49.4から上昇したが、景況拡大と悪化の分かれ目となる50は3カ月連続で割り込んだ。市場予想は49.6だった。

 7月31日、中国国家統計局が発表した7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.7と、6月の49.4から上昇したが、景況拡大と悪化の分かれ目となる50は3カ月連続で割り込んだ。写真は湖北省で5月撮影(2019年 ロイター)

米中貿易摩擦が企業の利益や景況感、投資などに打撃を及ぼす中、中国経済に一段のしわ寄せが及んでいることが示された。

7月は輸出受注が14カ月連続で悪化し、外需の低迷が輸出業者を圧迫していることが浮き彫りになった。ただ、輸出受注のサブ指数は46.9と、前月の46.3から若干改善した。

新規受注を示すサブ指数も50を割り込んだが、前月からはやや上昇した。

生産のサブ指数は前月の51.3から52.1に上昇し、明るい材料となった。

7月は国内の受注減少が続いていることも明らかになった。需要はやや改善したものの、一連の景気刺激策にもかかわらず依然として低迷していることが示された。

雇用のサブ指数は前月の46.9から47.1に小幅上昇したが、引き続き50を下回った。

INGの中華圏担当エコノミスト、アイリス・パン氏は「製造業の低迷傾向は、貿易やテクノロジーを巡る交渉が一定の進展を遂げるまで年内を通じて続く」との見方を示した。

7月の調査では、国有企業を中心とする大企業の活動が拡大に転じたのに対し、中小企業は前月から悪化したことも明らかになった。これは、政府による民間部門支援の取り組みがなお奏功していないことを示唆している。

同時に発表された7月の非製造業PMIは53.7と、前月の54.2から低下し、8カ月ぶりの低水準となった。

不動産や建設部門などが悪化し、財政出動がインフラ投資に十分につながっていない状況が示された。

中国共産党中央政治局は30日、需要喚起など景気支援に向けた取り組みを強化すると表明したが、不動産市場を活用した短期的な刺激策は行わない考えを示した。[nL4N24V5K9]

交通銀行のアナリストはこれについて「政府が不動産市場の(規制)緩和を計画していないことを示している。不動産投資は今年下期に減速するだろう」と述べ、これが建設部門の重しになると指摘した。

中国アナリストは政府による最近の景気刺激策が経済に広く波及するには時間がかかるとしており、一段の景気低迷を回避するためには追加措置が必要との見方が多い。

キャピタル・エコノミクスのシニア中国エコノミスト、ジュリアン・エバンズプリチャード氏は「米国の関税や世界的な需要減速、不動産規制による成長への逆風が強まる可能性が高いことを踏まえると、今後数カ月間に追加金融緩和が行われるだろう」との見方を示した。

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