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コラム:共産党大会が示す中国・習体制の進む道
2017年9月1日 / 07:56 / 22日前

コラム:共産党大会が示す中国・習体制の進む道

 9月1日、中国政治の方向性が間もなく明らかになるかもしれない。新華社は31日、5年に1度開かれる共産党大会が10月18日から始まると伝えた。写真は2012年11月に北京の人民大会堂で行われた共産党大会で撮影(2017年 ロイター/Jason Lee)

[香港 1日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国政治の方向性が間もなく明らかになるかもしれない。新華社は31日、5年に1度開かれる共産党大会が10月18日から始まると伝えた。最高指導部の入れ替えは、習近平国家主席の思惑を大いに語ることになるだろう。

習主席はすでに絶大な権力を手にしている。軍の掌握を進めてきたほか、「核心」の指導者と位置づけられ、メディアからもあがめるように扱われている。汚職の取り締り強化でライバルの権力基盤は弱体化。これにより、毛沢東時代のような個人崇拝を避けるために定められた党の集団指導や指導者の任期に対する意識が薄まりつつあるようだ。

そのため、共産党の政治局常務委員会から誰が去り、誰が入るのかが重要となる。従来の見方からすると、重慶市書記の陳敏爾氏らが選ばれるもようだ。これは、習氏の党トップ就任10年となる2022年の権力移行に備える動きとなるとみられる。

国内外の政治は別にして、海外の投資家や企業幹部にとっては3つの大きな問題がある。一つ目は中国がさらに開放を進めるのか。次に成長ペースはどうなるのか。最後は債務をコントロールできるのか、という問題だ。

答えの一部はすでに明白だ。中国政府は海外からの資本は好むが、海外企業との競争は望んでいない。貿易やグローバリゼーションは求めるが、それも自分たちの思い通りのやり方である必要がある。

エコノミストらは今年の経済成長率を6.6%と予想するが、こうした成長鈍化は許容できる。しかし、抜本的な経済改革にはおそらく踏み込まない。このため、債務は拡大すると見込まれる。党大会の演説で、習氏はあらためて経済政策を説明することになっている。

全体的に見れば、習氏は李克強首相よりも経済面でリベラルではなく、統制を重視する。同氏が支配を強めたとしても、中国が市場原理を推進したり、海外企業の活動の場を拡大する見込みは小さいだろう。

*本文中の誤字を修正します。

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