May 10, 2018 / 3:56 AM / 11 days ago

中国4月PPI、7カ月ぶりに伸び加速 CPIは鈍化

[北京 10日 ロイター] - 中国国家統計局が10日発表した4月の生産者物価指数(PPI)は前年比3.4%上昇と、昨年9月以来7カ月ぶりに伸びが加速した。原材料価格の上昇が押し上げ材料となった。

 5月10日、中国国家統計局が10日発表した4月の生産者物価指数(PPI)は前年比3.4%上昇と、昨年9月以来7カ月ぶりに伸びが加速した。原材料価格の上昇が押し上げ材料となった。写真は中国の東莞(とうかん)市にある工場で4月撮影(2018年 ロイター/Bobby Yip)

米中貿易摩擦が激化するなかでも、企業の原材料などへの需要が底堅いことが示された。

建設需要が季節的に強いことから、鉄鋼メーカーは鉄鉱石など原材料の在庫を積み増しており、アナリストはPPIの3.5%上昇を予想していた。3月は3.1%と、17カ月ぶりの低い伸びを記録していた。前月比では0.2%低下した。

PPIの伸び加速は、中国工業部門の企業利益を押し上げる可能性がある。3月の同部門の企業利益は約1年ぶりの低い伸び率だった。

一方、同時に発表された4月の消費者物価指数(CPI)は前年比1.8%上昇と、予想をやや下回り、3月の2.1%からも伸びが鈍化した。

前月比では0.2%低下した。

変動の大きい食品・エネルギーを除いたコアCPIは前年比2.0%上昇と、前月と変わらなかった。食品価格指数は0.7%上昇と、3月の2.1%から大幅に伸びが鈍化。春節(旧正月)の時期による影響が消滅したことが鈍化の理由。非食品は2.1%上昇。

豚肉価格は前年比16.1%下落。供給過剰が主な要因とみられる。

ANZ(上海)のエコノミスト、デービッド・クー氏は「豚肉価格の下落は4月のCPIを0.4%ポイント押し下げた」とした上で「豚肉の値下がりが続くとは思わない。今年下半期に持ち直す可能性が高い」と述べた。

米中貿易摩擦については、両国による関税導入が供給の途絶やコスト高につながる可能性があり、物価上昇圧力が強まるとの懸念がある。

例えば、CPIで大きな比重を占める豚肉価格は、飼料コストが増え続ける場合、急騰する可能性がある。中国は先月、米国産モロコシに高い関税を課したほか、米国産大豆への高関税導入をちらつかせている。

ただ専門家は、借り入れコストの上昇と不動産市場の沈静化が経済活動の減速につながる中、広範な物価上昇圧力は年内に和らぐとの見方を変えていない。

*内容を追加しました。

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