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中国PPI、3月は約3年ぶりの大幅上昇 CPIは上昇に転じる

中国国家統計局が発表した3月の生産者物価指数(PPI)は前年比4.4%上昇し、2018年7月以来の高い伸びとなった。写真は上海、3月撮影(2021年 ロイター/Aly Song)

[北京 9日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した3月の生産者物価指数(PPI)は前年比4.4%上昇し、2018年7月以来の高い伸びとなった。景気回復ペースが加速している兆候が示された。

ロイターがまとめたアナリストの予想中央値は3.5%上昇だった。2月のPPIは1.7%上昇していた。

最近の指標では中国経済の力強い回復が示されている。統計局が先週発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、3カ月ぶりの高水準を記録。世界的な需要回復に対応するため、製造業は生産を拡大している。

ANZのアナリスト、チャオペン・シン氏はノートで「3月のPPIが予想以上に伸びたのは内需拡大、燃料高、前年が低かったためのベース効果が要因だ」と指摘。ただ、中国人民銀行(中央銀行)は雇用市場が真の改善を示すまでスタンスを調整することはないだろう、と付け加えた。

ノムラの中国担当チーフエコノミスト、Ting Lu氏は「市場では、インフレの高まりによる中国当局の政策スタンスへの圧力を巡る懸念が強まる可能性があるが、当局は政策を急転換しない方針を堅持するだろう」と指摘。PPI上昇率は年央に約6.0%に達し、「その後は緩やかになる」と予想した。

3月の消費者物価指数(CPI)は前年比0.4%上昇。前月まで2カ月連続で低下していたが、上昇に転じた。アナリストの予想中央値は0.3%上昇、2月は0.2%低下だった。

統計局によると、3月も豚肉などの食品価格の下落が引き続きCPIを圧迫した。

中国は今年の成長率目標を6%以上としているが、大方のアナリストは同国の国内総生産(GDP)が今年8%超増加すると予想している。2020年は2.3%増と新型コロナウイルス感染拡大による影響で40年余りぶりの低成長となった。

*内容を追加しました。

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