July 10, 2018 / 4:05 AM / 9 days ago

中国6月PPIは前年比+4.7%、6カ月ぶり高水準 CPI伸び加速

[北京 10日 ロイター] - 中国国家統計局が10日発表した6月の生産者物価指数(PPI)は前年比4.7%上昇した。伸び率は予想の4.5%を上回ったほか、5月の4.1%から加速して6カ月ぶりの高水準となった。

 7月10日、中国国家統計局が発表した6月の生産者物価指数(PPI)は前年比4.7%上昇した。伸び率は予想の4.5%を上回ったほか、5月の4.1%から加速して6カ月ぶりの高水準となった。写真は北京で6月撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)

PPIはコモディティー(商品)価格の上昇に押し上げられ、3カ月連続で伸びが加速している。

PPIは前月比では0.3%上昇。5月は0.4%上昇だった。

6月は原材料価格が前年比8.8%上昇。5月は7.4%上昇だった。

中国の工業部門企業利益は5月に大幅増となっており、価格の上昇が利益増に寄与。しかし、上昇分の大半は石油や石炭といった資源価格によるものであり、生産者には恩恵となるものの、輸出業者のような製造業者にとっては投入コストの上昇となる。輸出業者については米中間の貿易摩擦の激化による悪影響も見込まれており、原材料高がさらに業績を圧迫する可能性がある。

キャピタル・エコノミクスのシニア中国エコノミスト、ジュリアン・エバンズプリチャード氏は調査ノートで「昨年の広範なPPIの伸び加速とは異なり、最近の上昇の要因は石油価格に限定されており、企業利益押し上げの度合いは低い」と分析した。

一方、同時に発表された6月の消費者物価指数(CPI)は前年比1.9%上昇。伸び率は5月の1.8%から拡大し、予想と一致した。

前月比では0.1%低下した。

変動の大きい食品・エネルギーを除いた6月のコアCPIは1.9%上昇で、伸び率は変わらず。

食品価格指数は前年比0.3%上昇。5月は0.1%上昇だった。非食品価格は2.2%上昇と、伸び率は前月と変わらなかった。

米中間の追加関税の応酬が中国国内の多くの消費者に波及している兆候はまだほとんどみられない。

エバンズプリチャード氏は「国内経済活動の鈍化を背景とする価格上昇圧力の後退で、インフレ率は抑制された状況が続くと考える。このため、中国人民銀行(中央銀行)は今後数カ月にわたり追加緩和策を講じる余地が大いにある」と指摘した。

*内容を追加しました。

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