[北京 21日 ロイター] - 中国の4大銀行は南部広州市で住宅ローン金利を20ベーシスポイント(bp)引き下げた。関係筋が明らかにした。
広州は広東省の省都で、経営再建中の不動産大手、中国恒大集団が本拠地を置いている。
関係筋によると、金利を引き下げたのは中国銀行の広州支店、中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行。
初めて住宅を購入する顧客に対する金利は、これまで最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)に100bp上乗せした水準だったが、上乗せ幅を80bpに縮小する。
2軒目の購入についても貸出金利を20bp引き下げ、LPRプラス100bpとする。
国営中国中央テレビは、中国交通銀行と中国郵政貯蓄銀行も住宅ローン金利を同程度下げたと伝えた。
6行はコメントの要請に応じていない。
LPRは1年物が3.70%、5年物は4.60%。
中国メディア財連社は21日、東部蘇州市の複数の銀行が初回の住宅購入者向けの住宅ローン金利を4.8%まで引き下げたと報じた。
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