[1日 ロイター] - 多額の負債を抱える中国不動産開発大手、中国恒大集団は1日、傘下部門が盛京銀行から回収不能資金に対する担保権の実行通知を受けたと発表した。
盛京銀行は2020年から21年にかけて同部門に融資した総額325億9500万元(44億8000万ドル)の資金を回収できなかったため、同部門が担保に提供していた新疆広匯実業投資集団の株式30.99%の実行を通知したという。
約3000億ドルの負債を抱える中国恒大は、担保に入れた新疆広匯実業投資の株式が競売にかけられたり、第三者に売却されたりしていないと説明した。
9月上旬、中国北東部・瀋陽市の国有企業グループが競売で中国恒大が保有する盛京銀行の株式を73億元で落札している。
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