October 19, 2018 / 2:43 AM / a month ago

中国不動産投資、9月単月は前年比+8.9%に鈍化 住宅販売は減少

[北京 19日 ロイター] - 中国国家統計局の発表に基づいてロイターが算出したところによると、9月単月の国内不動産投資は前年同月比8.9%増となり、8月単月の9.2%増から伸びが鈍化した。また、住宅販売が4月以来の減少となった。

 10月19日、中国国家統計局の発表に基づいてロイターが算出したところによると、9月単月の国内不動産投資は前年同月比8.9%増となり、8月単月の9.2%増から伸びが鈍化した。また、住宅販売が4月以降初めて減少した。写真は集合住宅の建設現場。北京で9月撮影(2018年 ロイター/Thomas Peter)

不動産市場の冷え込みは米国との貿易戦争の激化と相まって、中国経済に対するダウンサイドリスクを急速に高める可能性がある。

不動産投資データの対象は住宅が中心だが、商業・事務所スペースも含まれている。政府による投機取り締まりがそれほど厳しくない比較的小規模な都市で販売が活発になっていることなどを背景に、不動産は中国の投資業界で数少ない明るい分野の1つとなっている。

しかし、新築住宅販売にとって伝統的なハイシーズンであり、「金の9月、銀の10月」とされる期間に不動産市場が苦戦していることが示された形だ。

ロイターの算出によると、9月単月の不動産販売(床面積ベース)は前年比3.6%減となり、8月単月の2.4%増からマイナスに転じた。減少は4月以来。1─9月は2.9%増だった。

流動性のタイト化やマージンの縮小を背景に土地入札の不成立が相次いでいたことから、デベロッパーの間では既に警戒感が強まっていた。

ロイターの算出によると、9月の新築着工(床面積ベース)は前年比20.3%増加。8月は26.6%増だった。

一方で、中国の不動産デベロッパーを巡る資金調達環境は緩和されているもようで、国家統計局によると、デベロッパーの資金調達額は1─9月に前年同期比7.8%増の12兆2000億元(1兆7600億ドル)となり、伸び率は1─8月の6.9%から拡大した。

アナリストは、不動産市場に警戒感が広がっていることを認めつつも、投資水準は相対的に依然として高いと指摘。ハードランディングの可能性は引き続き低いと分析している。

CBRE大中華圏のマネジングディレクター、Virginia Huang氏は「全体としては、中国の不動産市場は依然として底堅い。販売減少は予想の範囲内だ」と指摘。「政府が規制を緩和した兆しはないが、景気が急速に悪化した場合、様々な不動産市場の下支え手段が残されている」と述べた。

同氏は「多くの不動産デベロッパーは年内に多額の債務の返済期限を迎える。国内経済のリスクも意識されており、今後一段と慎重な姿勢が強まるだろう」との見方も示した。

国家統計局は20日に住宅価格統計を発表する。

8月の住宅価格は底堅く推移したが、アナリストは、追加の規制や景気減速を背景に、住宅価格の上昇が近く失速すると予想している。

*内容を追加しました。

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