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第1四半期中国GDPの伸び率6.7%に鈍化:識者はこうみる
2016年4月15日 / 06:06 / 2年前

第1四半期中国GDPの伸び率6.7%に鈍化:識者はこうみる

[北京 15日 ロイター] - 中国国家統計局が15日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.7%増となり、事前のエコノミスト予想と一致した。成長率は、2015年第4・四半期の6.8%増からは鈍化した。市場関係者のコメントは以下の通り。  

 4月15日、中国国家統計局が15日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.7%増となり、事前のエコノミスト予想と一致した。写真は北京で14日撮影(2016年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

<コムセック(シドニー)の首席エコノミスト、クレイグ・ジェームズ氏>

ここオーストラリアだけでなく、世界にとって総じて安堵感がもてる内容だ。全てが市場予想を上回り、経済のリバランス化が計画どおり進んでいることを示している。数値自体も驚くほど高めで、今後の成長の持続性が問題となるだろう。他国も自らの成長押し上げに注力することが望ましい。

<ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)のエコノミスト、スーザン・テック・キン氏>

中国経済のハードランディングへの懸念は若干行き過ぎている。PMIや鉱工業生産、小売り売上高など中国の経済指標は、国内経済の安定化を示している。今回の指標は他のアジア諸国にとり、若干の安心材料となるだろう。3月の輸出データはかなりの回復傾向を示している。

<みずほ証券(香港)のアナリスト、SHEN JIANGUANG氏>

積極的な金融緩和と財政措置による効果が初めて見られた。インフラ投資が実現し、新規事業が始まり、住宅市場も回復していることを踏まえると、トレンドは明確で、実際には第2・四半期に一段の改善が示されるだろう。

3月の新規人民元建て融資は1兆3000億元を超えた。第1・四半期では新規融資は4兆5000億元に達し、歴史的な高水準となった。ある意味でこれは非常に積極的な政策緩和で、インフラ投資や減税にもこれが示されている。第2、第3・四半期の伸びは第1・四半期をかなり上回る見通しだ。

もちろん、重要なのは政府が景気刺激策を解除した場合にこの伸びが持続するかどうかだ。刺激策はかなり積極的で、特にマネーサプライM2伸び率は高水準に達し、政府の目標を上回った。

<コメルツ銀行(シンガポール)のエコノミスト、周浩氏>

第1・四半期GDPの結果は総じて良かった。次の3つの要因が中国経済の安定化を助けたと考えられる。まず第1に、不動産および住宅ローン支援策によって過去数四半期の不動産販売がかなり好調である点。第2に、第1・四半期の金融政策および財政政策がより積極的になった点。第1・四半期の新規融資は過去最高に達した。第3に、第1・四半期に中国企業が在庫補充を始めた点。港湾の鉄鉱石在庫は第4・四半期以降、徐々に増加している。

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