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中国、投資家に株式保有拡大を奨励 市場安定化へ対策

 中国証券監督管理委員会は4月11日、国内上場企業の発展を後押しする取り組みの一環として、社会保障基金、年金基金、資産管理会社に株式資産への配分と資本市場への投資を増やすよう奨励すると表明した。北京で2021年7月撮影(2022年 ロイター/Tingshu Wang)

[香港 11日 ロイター] - 中国当局は、新型コロナウイルス感染拡大を巡る懸念から下落している株式市場の安定化に向け、長期投資家や上場企業の主要株主に株式の保有拡大を促した。

中国証券監督管理委員会は11日、上場企業と投資家の期待を安定させるための措置を講じると表明。社会保障基金、年金基金、保険会社、信託会社、資産管理会社に対し、株式資産への資金配分と優良上場企業への投資を増やすよう奨励する方針を示した。

民間企業の資金調達メカニズムも改善し、コロナで大きな打撃を受けた地域で企業の資金調達や買収、再編を支援するという。

また、株価を安定させるため上場企業に自社株買い計画を打ち出すことも奨励するとした。主要株主や企業幹部に対しても、株価が急落した際に積極的に買い増すよう促した。

12日前場の中国株式市場は続落となり、主要株価指数は約4週間ぶりの安値を付けた。年初からは17%下落している。

証券監督管理委は声明で、政府系株主は割安の銘柄を積極的に購入し、上場企業の自社株買いや配当支払い計画を後押しすべきだと指摘。声明は国有資産監督当局と中華全国工商業連合会と共同で出した。

一方、上海証券取引所は11日、政府系ファンド(SWF)や年金基金など海外機関投資家の代表約200人を招き、中国の指数連動投資に関するバーチャル説明会を開いたと明らかにしており、海外投資家を呼び込むための取り組みを加速している。

マニュライフ・インベストメント・マネジメントは12日付のノートで「中国株は規制リスクが高く、スタグフレーション(景気後退と物価上昇の同時進行)に対するヘッジ手段が限定的との懸念もあるため、投資家心理は弱気のままだ」と分析した。

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