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中国、サウジアラムコ株5%の買収提案=関係筋
2017年10月17日 / 02:31 / 1ヶ月後

中国、サウジアラムコ株5%の買収提案=関係筋

[ドバイ/ロンドン 16日 ロイター] - 中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)(601857.SS)と中国国有エネルギー大手、中国石油化工(シノペック)(600028.SS)がサウジアラビアの国営石油会社で世界最大のサウジアラムコの株の最大5%を直接買収することを申し出た。複数の関係筋が16日までに明らかにした。

 10月16日、複数の関係筋によると、中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)と中国石油化工(シノペック)が、サウジアラビアの国営石油会社で世界最大のサウジアラムコの株の最大5%を直接買収することを申し出た。写真は、2016年9月にバーレーンで開催された中東ペトロテックのサウジアラムコのブース(2015年 ロイター/Hamad I Mohammed)

関係筋によると、ペトロチャイナとシノペックはアラムコに対して過去数週間のうちに、上場前の株式を取得ことを提案する書簡を送った。ペトロチャイナとシノペックは、政府系投資ファンドを含む中国企業連合に参加している。

サウジアラビアのムハンマド皇太子は昨年、2018年にアラムコの株約5%を上場することを検討していると発言。ムハンマド皇太子はIPOにおけるアラムコの評価額が最低2兆ドルとなると試算。その場合、アラムコは株式上場で1000億ドルの資金を調達することとなる。

関係筋の一人は「中国は石油の供給を確保したい意向だ」と述べる。「5%全て、もしくはそれ以上を単独で買収することに前向きだ」とした。

ペトロチャイナとシノペックはコメントを控えた。

アラムコの新規株式公開(IPO)は、石油依存型経済から脱却を狙うサウジアラビアの経済改革計画の中核だ。IPOはまた、原油安によって打撃を受けた同国経済にとって財政基盤を強化することとなる。

アラムコの報道官は「サウジアラムコの上場については引き続き、さまざまな選択肢が検討されている。まだ決断は下していない。IPOの手続きは順調に進んでいる」とした。

2人の関係筋によるとサウジアラビアは、同国にとって最大の石油輸出先である中国がアラムコの主要な投資家となることに乗り気だ。ただ中国の申し出を受けるかどうか、また、主要な投資家にどれほどの株式を売却するかは決まっていないと言う。

関係筋の話によると、韓国と日本の政府系投資ファンドもアラムコ株の買収に興味を示している。両国もサウジアラビアにとって大きな石油輸出先だ。

サウジアラビアと中国の取引は、アラムコ株の売買だけに留まらないかもしれない。アラムコは中国の石油精製施設に投資する可能性がある。中国は石油消費国として米国に続いて世界2位。サウジアラビアは中国の最大の石油供給源として昨年、ロシアにその座を明け渡したが、またその地位を取り戻したい意向だ。

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