September 26, 2014 / 12:47 AM / 5 years ago

中国の鉄鋼消費量が少なくとも14年ぶりの減少、景気減速が鮮明に

[大連(中国) 25日 ロイター] - 中国鉄鋼工業協会の王暁斉・副会長は25日、中国の粗鋼見掛け消費量について、8月が前年比1.9%減の6190万トン、1─8月が0.3%減の5億トンになったと明らかにした。景気減速が要因で、鉄鋼消費の減少は少なくとも2000年以来14年ぶり。

 9月25日、中国鉄鋼工業協会の王暁斉・副会長は、中国の粗鋼見掛け消費量について、8月が前年比1.9%減の6190万トン、1─8月が0.3%減の5億トンになったと明らかにした。景気減速が要因で、鉄鋼消費の減少は少なくとも2000年以来14年ぶり。江蘇省で6月撮影。提供写真(2014年 ロイター/China Daily)

副会長は業界の会議で、中国が消費主導型成長へと構造調整を進める中、「国内の鉄鋼生産・消費は経済成長に従って伸びることはないだろう」と述べた。

CLSAのコモディティ担当ストラテジスト、イアン・ローパー氏によると、中国の鉄鋼需要が縮小したのは2000年以来初めて。同氏は同年から中国の鉄鋼消費データを担当している。

ローパー氏は「われわれはこのところしばらく、不動産建設活動がピークをつけたと言って弱気な態度をみせていたが、消費の減少規模はわれわれの想定よりも大きくなるかもしれない」と述べた。また、「これは鉄鉱石需要が数年にわたって低下基調をたどるというわれわれの見方を補強するものであり、鉄鉱石価格が1トン=100ドル付近に回復するという望みはなくなった」と付け加えた。

鉄鉱石価格.IO62-CNI=SIは今週、2009年9月以来初めて1トン=80ドルを下回った。供給過剰を背景に、年初来の下落率は40%超と、過去最大になっている。

上海鉄筋先物SRBcv1は25日に3%強下落し、過去最安値を更新した。年初来の下落率は約30%となっており、需要低迷の中で生産が高水準のまま推移すれば一段安となりそうだ。

王副会長によると、今年通年の粗鋼生産量は前年比6%増の8億2600万トンに達する見通し。伸び幅は前年の7.5%から減速となる。

副会長は業界の会議で「一部の人々は8億3000万トンを超えると考えているが、私はそう思わない。生産は年内に鈍化するとみている」と述べた。

また、中国における鉄鉱石の供給は1─8月、需要を8100万トン上回ったという。

一方、ブラジル資源大手ヴァーレVALE5.SAの鉄鉱石マーケティング・販売部門グローバルディレクター、クラウディオ・アルベス氏は「中国の発展・都市化サイクルはさらに10年続く」と述べ、中国の鉄鉱石需要は引き続き堅調に推移するとの見通しを示した。

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