[北京 29日 ロイター] - 中国で最も人気のあるメッセージサービスを運営する「微信(ウィーチャット)」は29日、公開アカウントに投稿した際にユーザーの位置情報を公開する設定を開始すると発表した。
インターネット大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)傘下のウィーチャットによると、公式アカウントで公開されたニュース、エッセイなど文書コンテンツにコメントできる「公衆プラットフォーム」のユーザーにのみ適用する。
公開アカウントに投稿する国内ユーザーがいる省などが、海外ユーザーの場合は、IPアドレスで示される国が表示される。
ウィーチャットは「国内外のホットトピックな問題」に関連する誤った情報をターゲットにしていると説明しているが、詳細は明らかにしていない。
ウィーチャットでは、プライベートメッセージサービスに加え、企業やブロガーなどのユーザーが公式アカウントを作成し、誰もがアクセス可能な記事を公開することもでき、位置情報機能はこれらの投稿に適用する。
29日時点では、これら投稿の一部に残されたユーザーのコメントには、どの省から投稿されたかが表示されていた。
前日には、同じく人気ソーシャルメディアである微博(ウェイボ)が同様の設定を導入したばかり。
北京字節跳動科技(バイトダンス)傘下の中国版ティックトック「抖音(ドウイン)」も29日、ユーザーアカウントに同様の設定を追加したと発表した。
これら企業の動きのきっかけは明らかではないが、ソーシャルメディアプラットフォームは、中国当局がサイバースペースに対する統制をさらに強化する中、サイトに投稿された内容への取り締まりを強化するよう規制当局から指示されている。
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