[北京/香港 14日 ロイター] - 中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)0700.HKは、カプコン9697.Tの人気ビデオゲーム「モンスターハンター:ワールド」について、中国国内の規制当局により販売を差し止められたことを明らかにした。
同ゲームは今月8日、テンセントのゲーム配信プラットフォーム「WeGame」でリリースされたばかり。同社はコンテンツの一部が規制面の基準を満たしていないためと説明した。
ゲーム購入者は20日までに購入代金の全額を受け取ることができる。今後もゲームの使用は可能だが、サービスが続く保証はないという。
14日の香港市場でテンセント株は3%超値下がりし、時価総額で150億ドル相当が吹き飛んだ。年初来では14%強下落。時価総額では1月以降に1600億ドル相当を失っている。同社は昨年「プレイヤーアンノウンズ・バトルグラウンズ」を巡り、残忍すぎるとの当局の指摘を受け、修正を余儀なくされている。
「モンハン」の発売は同社にとって今年の目玉の一つとも目されてきただけに、市場では同社の収入を巡り不安が強まったと見られている。
*情報とカテゴリーを追加して再送します。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」