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中国の輸出、10月は6.9%増に鈍化 輸入は依然堅調
2017年11月8日 / 04:19 / 17日後

中国の輸出、10月は6.9%増に鈍化 輸入は依然堅調

[北京 8日 ロイター] - 中国税関当局が8日発表した10月のドル建て輸出は前年比6.9%増と、市場予想の7.2%増を下回った。9月は8.1%増だった。

 11月8日、中国税関当局が発表した10月のドル建て輸出は前年比6.9%増と、市場予想の7.2%増を下回った。写真は上海の港で昨年9月撮影(2017年 ロイター/Aly Song)

輸入は17.2%増と、予想の16.0%を上回る伸びを示した。ただ、9月の18.7%からは鈍化した。

アナリストの間では政府の環境汚染対策で工場生産が減少するとの見方が出ているが、内需が依然として力強いことが浮き彫りとなった。

ロイターの算出によると、10月の貿易収支は381億7000万ドルの黒字。市場予想は395億ドルの黒字、9月は286億1000万ドルの黒字だった。

キャピタル・エコノミクスの中国担当エコノミスト、ジュリアン・エバンス・プリチャード氏は「輸出入はこのところ鈍化しているが、10月もその流れが続いた」と指摘。「他の新興国市場の成長がやや鈍ったことや、インフラ支出の鈍化で内需が伸び悩んだことが背景ではないか」と述べた。

10月の対米貿易黒字は266億2000万ドルと、9月の280億8000万ドルから縮小。1―10月では2229億8000万ドルの黒字だった。

10月の対米黒字は、ロイターの計算によると過去最高だった9月からは縮小したが、依然として高水準にある。

トランプ米大統領はこの後、北京に到着する予定で、習近平国家主席との会談では北朝鮮問題と並んで貿易問題が主な焦点になる見込みだ。

オックスフォード・エコノミクス(香港)のアジア経済責任者、Louis Kuijs氏は今回の統計発表後、「米国向け輸出は継続して順調であり、米中の貿易を巡る緊迫感が高まるかもしれない」との見方を示した。

最新の統計によると、米国への輸出は10月に前年比8.3%増加。一方、輸入は4.3%増だった。

対米貿易黒字は縮小したものの、最近のトレンドは上回っており、アナリストによると両国の緊張感は高い状態が続く可能性がある。

Kuijs氏は、トランプ大統領がアジア歴訪から帰国した後「米政権は貿易赤字に関する何らかの成果を見せることを、引き続き熱望するだろう。これには、中国製品に関する保護主義的施策も含まれるかもしれない」と予想した。同氏は、中国の対米貿易黒字が今年3700億ドルと、前年の3470億ドルから増加するとみている。

*内容を追加しました。

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