[北京/上海 24日 ロイター] - 中国のトラック配車アプリ大手、満幇集団(フル・トラック・アライアンス・グループ)は24日、ソフトバンクグループ9984.Tが主導する投資ファンドの「ビジョン・ファンド」や米グーグルの持ち株会社アルファベットGOOGL.Oの投資ファンド(キャピタルG)などが合計19億ドルを同社に出資すると発表した。
中国の政府系プライベートエクイティ、国新科創基金や香港に拠点を置く投資会社、ウォード・フェリーも出資する。
満幇は荷主とトラック運転手をマッチングさせるアプリを提供している。
調達資金は新規事業分野や新規市場の開拓に活用する計画。
同社によると、中国の幹線輸送トラック700万台のうち約520万台がフル・トラック・アライアンスのメンバー。
同社は「トラック版ウーバー」とも呼ばれている。
ビジョン・ファンドなどの出資は最初に米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係筋の話として報道した。関係筋らは資金調達に基づく満幇の企業価値を60億ドル超としている。
満幇の王剛最高経営責任者(CEO)は調達資金について、買収に必要な「人材の確保」などに使われると述べた。
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