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中国、ウイグル問題で英に対抗制裁 「うそを拡散」

[北京 26日 ロイター] - 中国外務省は26日、新疆ウイグル自治区に関する「うそと偽情報」に対応し、英国の4団体と9人の個人を制裁対象に指定したと発表した。英国が同自治区での人権侵害を巡り、欧州連合(EU)や米国とともに中国に制裁を発動したことへの対抗措置。

 中国外務省は26日、新疆ウイグル自治区に関する「うそと偽情報」に対応し、英国の4団体と9人の個人を制裁対象に指定したと発表した。写真は新疆ウイグル自治区ウルムチのモスク。2019年1月で撮影。(2021年 ロイター/Ben Blanchard)

外務省は、英保守党のイアン・ダンカンスミス元党首や保守党人権委員会を含む個人・団体は「悪意を持ってうそと偽情報を拡散した」と主張。制裁対象者とその家族に中国への渡航を禁じ、中国の市民や団体に対象者との商取引を禁止するとした。

また「中国は国家の主権と安全保障、発展の利益を断固として守る決意であり、英国側に誤った道をこれ以上進まないよう警告する」とし、「さもなければ中国は断固として追加措置を講じる」とけん制した。

米・EU・英・カナダは22日、中国が新疆ウイグル自治区で重大な人権侵害を行っているとして、中国政府当局者に対する制裁措置を発表した。中国はEUに対して直ちに対抗措置を導入した。

制裁の対象となったニューキャッスル大学のウイグル専門家、ジョー・スミス・フィンリー氏はツイッターに「新疆におけるウイグル族の悲劇について真実を語り、良心を持っているために中国政府に制裁を科されるようだ」と投稿。その上で「それならそれで構わない。意見を述べたことに後悔はない。沈黙させられることもない」と書き込んだ。

在中国の英国大使館のコメントは取れていない。

制裁対象となったダンカンスミス氏は26日、「われわれには、中国政府による香港での人権侵害とウイグル族の大虐殺を非難する義務がある。そのために私が中国の怒りを買ったのであれば、名誉の印として受け入れる」とツイッターに投稿した。

活動家や国連の人権専門家によると、新疆ウイグル自治区では少なくとも100万人のイスラム教徒が収容所で拘束されている。活動家や欧米の一部の政治家は、拷問、強制労働、不妊手術が行われているとして、中国政府を批判している。

中国政府は繰り返し疑惑を否定。職業訓練を行っており、過激思想と対決する必要があると主張している。

*情報を追加します。

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