[北京 20日 ロイター] - 中国外務省の汪文斌報道官は20日の定例会見で、ブリンケン米国務長官がウクライナ戦争を巡りロシアに兵器供与しないよう中国に警告したことについて、「中国に命令する資格は米国にない」と述べた。
同報道官は、ロシアによるウクライナ侵攻の数週間前に中ロ間で結ばれた「無制限」のパートナーシップに言及。「中国とロシアの包括的な協力パートナーシップは、非同盟、非対立、第三者を標的にしないことを基本としており、2つの独立国の主権内の問題だ」と述べた。
その上で「米国が中ロ関係に口出ししたり、強要したりすることをわれわれは決して受け入れない」と語った。
中国の国営メディアは20日、米国が第2次世界大戦以来、政治、軍事、経済、技術、文化の「覇権」を求めてきたと非難する長文記事を出した。
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