[22日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアは22日、人工知能(AI)の演算速度を向上させる新たなGPU(画像処理半導体)「エヌビディアH100」を発表した。
また、英半導体設計アームの技術をベースにした「グレースCPUスーパーチップ」を発表した。同社のアーム買収が先月頓挫して以来、アーム技術採用の半導体を発表するのはこれが初めて。
新しいスーパーコンピュータ「Eos」も発表。今年下期に稼働を開始すれば、世界最速のAIシステムになると説明した。
ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は開発者向けのオンライン会議で「データセンターはAI工場になりつつある。大量のデータを処理し、洗練させ、インテリジェンスを生み出す」と説明し、「エヌビディアH100」はAIインフラのエンジンだと述べた。
コレット・クレス最高財務責任者(CFO)は、新たな半導体製品がAIコンピューティングを推進し、同社の市場機会はゲームからシステム、法人向け事業など約1兆ドルに上ると述べた。
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