[ワシントン 5日 ロイター] - 米自動車業界団体は5日、世界的な車載半導体不足による生産への影響があと6カ月続き、今年の生産台数が128万台減少する可能性があるとし米政府に支援を要請した。
バイデン大統領は2月、複数の連邦当局に車載半導体不足問題への対応を指示するとともに、国内で半導体を生産加速させるため370億ドルの予算を提案した。
ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、フォルクスワーゲン(VW)、トヨタ自動車、現代自動車など大手自動車メーカーを代表する米自動車イノベーション協会は、政府主導の調査に回答する書面で、商務省が予算案の一部を自動車セクターのニーズに振り向けるべきだと主張。具体的に生産能力の拡充や、自動車関連サプライチェーンのリスク緩和を使途として挙げ、自動車業界のニーズを試算し、それに基づき予算の一定割合を車載半導体生産支援に充当することが可能と提言した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」