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中部電力と東京ガス、サハリン2からのLNG調達は継続中

7月27日 中部電力と東京ガスは27日、現時点で極東ロシアの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」からの液化天然ガス(LNG)の調達は継続していることを明らかにした。写真はプリゴロドノエにあるサハリン2の全景。2006年10月撮影(2022年 ロイター/Sergei Karpukhin )

[東京 27日 ロイター] - 中部電力と東京ガスは27日、現時点で極東ロシアの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」からの液化天然ガス(LNG)の調達は継続していることを明らかにした。

中部電力の坪内優和・経営管理本部決算グループ長は「現時点でLNGの調達は継続している」と述べ、4―6月期決算には影響が出ていないとした。東京ガスの南琢執行役員財務部長もロシアからの輸入は引き続き行っているとし、通期についても「契約に基づいて予定通りの調達を織り込んでいる」と述べた。

サハリン2については、ロシアが新会社への移管方針を公表したものの、新会社の設立やその条件などは依然として明らかになっておらず、不透明感がぬぐえない。通期の業績見通しを発表している東京ガスは、こうした不透明感は織り込んでいない。

中部電力では、資源価格や卸電力取引市場価格などが不透明な状況にあるとして、通期の業績見通しの公表を見送っている。仮にサハリンからのLNG調達が途絶した場合については「LNG調達環境は悪化する。スポットで調達するとしても、価格次第となるため、収益の合理的算定は困難」(坪内氏)という。

東京ガスの南氏は、サハリン2からの調達は日本全体でも全調達量の約10%、東京ガスでも10%に相当する量となるため「個社のレベルで対応するのは難しい」とし、国や業界団体、他の事業者と連絡を密にして対応することになる、と述べた。

代替手段としては、スポット調達や既存の長期契約先からの調達増などが必要となってくる。長期契約先とは「日々、深いコミュニケーションをとり続けている」という。ただ、実際に途絶した場合には「その時点で最適な方法をとることになる」とし、現時点では「複数の考え方を準備していく段階」と述べるにとどめた。

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