[14日 ロイター] - 米金融大手シティグループが14日に発表した第4・四半期(12月31日まで)決算は利益が26%減少した。コスト増とコンシューマー・バンキング部門の低迷が響いた。
決算を受け、株価は序盤の取引で一時3%超下落した。
第4・四半期の利益は32億ドル(1株当たり1.46ドル)と、前年同期の43億ドル(同1.92ドル)から減少。営業費用がアジア部門売却の影響を除くベースで8%増加した。
アジア部門売却に伴う費用の影響を除く1株利益は1.99ドル。市場予想平均は1.38ドルだった。
コンシューマー・バンキング部門の収入は6%減。北米でのシティブランドのクレジットカード収入が3%減少した。
トレジャリー・アンド・トレード・ソリューションズ部門の収入は1%減。低金利が響いた。
一方、インベストメント・バンキング部門は43%増収だった。
総収入は前年同期比1%増の170億ドルだった。
普通株式等Tier1比率は12.2%と第3・四半期末の11.7%から上昇。第4・四半期に自社株買いを中止し資本増強を図ったことが寄与した。
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