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来年の世界経済見通し悪化、米景気後退や中国ゼロ金利も=シティ

 12月2日、シティグループの金利ストラテジストチームは1日公表したリポートで、2016年の来年の世界経済の見通しは悪化しつつあるとの見方を示した。ニューヨークで12月撮影。(2015年、ロイター/Brendan McDermid )

[ロンドン 2日 ロイター] - シティグループの金利ストラテジストチームは1日公表したリポートで、2016年の来年の世界経済の見通しは悪化しつつあるとの見方を示した。考えられるシナリオとして、米国の景気後退(リセッション)入りや中国のゼロ金利政策導入の可能性を挙げた。

シティは、米国では2008─09年の世界金融危機以降、7年連続で景気が拡大したことを受け、米国経済が景気後退に陥る確率は来年65%に達すると予想。債券利回り曲線の急速なフラット化から逆イールド化に向けた動きが重要な警告のシグナルになるという。

シティは「逆イールドは市場予想よりも速いペースで起こりそうだ」と説明した。

一方でシティは中国について、デフレ圧力と成長下振れリスクにより、政府は財政政策の緩和や人民元安誘導を余儀なくされるだろうと予想。新興国としては初めて政策金利をゼロに引き下げる可能性もあると付け加えた。

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