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中国で石炭発電所承認が増加、エネルギー懸念高まりで=環境団体

 7月20日、環境保護団体グリーンピースは、今年第1・四半期に中国で承認された石炭火力発電所が8.63ギガワットと、2021年通年の約半分に上っているとのリポートを発表した。写真は上海で昨年10月撮影(2022年 ロイター/Aly Song)

[上海 20日 ロイター] - 環境保護団体グリーンピースは20日、今年第1・四半期に中国で承認された石炭火力発電所が8.63ギガワットと、2021年通年の約半分に上っているとのリポートを発表した。当局の統計を引用した。

中国は、世界最大となっている二酸化炭素排出量を30年までにピークアウトさせるため、21─25年の石炭火力発電量を厳しく制限すると表明。昨年は新規事業が減少していた。

しかし、昨年9月に発生した一連の停電でエネルギー供給懸念が高まり、自治体が「地域の電力不足」の解決に乗り出したことから承認が増加した。

世界最大の石炭生産国で消費国である中国は消費を削減させると確約しているが、その時期は25年以降で、国有の送電会社、国家電網の研究者らは、それまでに150ギガワット相当の石炭火力発電所建設が承認される可能性があるとみている。

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