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ECB、社債保有を見直しへ 環境に優しい企業を優遇

欧州中央銀行(ECB)は4日、保有する社債ポートフォリオを段階的に見直し、環境に優しい企業を優遇すると発表した。ECB本部、昨年12月撮影。(2022年 ロイター/Wolfgang Rattay)

[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は4日、保有する社債ポートフォリオを段階的に見直し、環境に優しい企業を優遇すると発表した。

ECBの社債ポートフォリオは3440億ユーロ(3580億ドル)規模。

10月以降、社債の償還資金の再投資を温室効果ガスの排出量が少なく、野心的な炭素削減目標を掲げ、気候関連の情報開示が充実した企業に傾斜させる。

ECBのシュナーベル専務理事は「ユーロシステムは、多額の償還を傾斜させる形で、保有社債の脱炭素化を徐々に進める。今後数年、償還額は平均で年300億ユーロを超える」と述べた。

ECBは超金融緩和政策の一環で社債を購入。新規購入はすでに終了しているが、償還資金は無期限で再投資される。

専務理事は、投資ポートフォリオからいかなる企業も排除しないとも表明。「現在最も環境に優しくない企業は今後大幅な移行を遂げる必要がある。こうした企業を完全に排除するのは適切ではない。全ての企業に環境に優しくなるインセンティブを与えたい」と述べた。

投資に当たっては公開情報のみを利用し、どの保有銘柄を削減もしくは増やしたかは公表しない。

「この市場は排出集約型企業に大きく偏っているため、時間をかけて排出集約型ではない企業に傾斜させた新しいベンチマークを作り、この新しいベンチマークに従って買い付けを行う」としている。

また、銀行がECBから資金を借り入れる際の適格担保についても、高汚染企業の発行する資産の割合を制限することを計画している。

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