[ロンドン 23日 ロイター] - 欧州連合(EU)の銀行監督機関である欧州銀行監督機構(EBA)は23日、銀行と監督当局のESG(環境・社会・企業統治)リスク対策に関する報告書をまとめた。
少なくとも今後10年について、さまざまなシナリオへの対応能力や戦略的ESG目標を示し、持続可能な商品開発の必要性を評価すべきとした。
気候変動リスクには、洪水のような気象現象や、資産価値の急激な変化などが含まれる。
報告書は銀行のリスク管理を評価する銀行規制の「第2の柱」に焦点を当てている。
リスク開示に関する「第3の柱」については、今年中に詳細なガイダンスを発表する。銀行の資本要件にESGリスクを反映させるかどうかを巡る「第1の柱」に関する作業も今後行われる予定。
欧州中央銀行(ECB)は銀行の資本状況を調査する年次の監督検証・評価プロセス(SREP)で2022年末からこの報告書を用いる。
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